楽天モバイルのデータ通信と料金について
Rakuten UN-LIMIT VI とバージョンが変わり、料金プランが大幅に変更となりました。

楽天モバイルは1GB/月までの利用であれば、業界も驚きの0円/月で利用することができます。
ただし、私が楽天モバイルを使用していて感じたデメリットとしては…
〇 少し大きな建物と地下に行くと普通に圏外になる
〇 楽天回線エリアなのにパートナー回線しか繋がらない
〇 パートナー回線エリアだと5GB/月しか高速回線が利用できないので1,980円/月は割高に感じる
〇 レジでいざバーコード決済をしようとした瞬間に繋がらない(これは焦る)
パートナー回線利用時は明らかに割高であり、楽天回線エリアを利用可能であってもまだまだ不安定でメインとして持つのはまだ微妙といった印象です。
今後楽天回線エリアが拡大し、どこでも楽天回線が利用できる、かつ回線の安定性が確認できるまでは少し様子を見たいですね。
楽天モバイルの通話かけ放題を利用しない手はない

“Rakuten Linkアプリ”という専用のアプリを利用することで、国内通話がかけ放題。
そして国内SMSも使い放題となります。
ahamoは国内通話料金5分無料がプラン内に含まれていますが、povo、LINEMO等の大手キャリアにおける通話料は追加プランに加入しないと”22円/30秒“がかかります。
“Rakuten Linkアプリ”を利用することで通話料が無料となるのは楽天モバイルだけなので、これは利用するしかありません。

データ通信については不安が残りますが、通話に関しては楽天モバイル優秀です!
Rakuten Linkアプリは実際使いやすいの?
私が実際に利用した感じとしては…少し音質が悪いけど何とか許容できる範囲です。
最近ではLINEで通話するケースが圧倒的に多いですし、利用頻度としては高くないのでとりあえず無料であればOKかなと思います。
楽天モバイルを通話専用機利用するメリット
楽天モバイルをデータ通信として利用するのではなく、DSDS/DSDVとして通話専用機にするという選択肢がオススメです。
これによって以下のメリットがあります。
〇 通話料が基本的に0円となる
〇 もう1つの契約回線はデータ通信だけを考えれば良いので安く済む
〇 楽天のSPU(楽天モバイル分)+1倍となる
順番に確認していきましょう。
そもそもDSDS/DSDVってなに?
DSDS(Dual Sim, Dual Standby)、DSDV(DSDV=Dual SIM, Dual VoLTE standby)の略です。
以前は1台のスマートフォンに対して、1枚のSIMを挿入するのが一般的でした。
最近では対応する端末が限られますが、1台のスマートフォンに2枚のSIMを挿入し、SIMを切り替える必要がなく、どちらのSIMに紐づく電話番号に着信があっても電話を受けることができるようになりました。
DSDS…片方の回線が4G通信をしている間、もう片方は3G通信の利用となる
DSDV…DSDSと違って両方の回線で4G通信が利用可能である



簡単に言うと、1つのスマートフォンの中に2つの電話番号を入れるイメージで考えるといいかも!
通話料が基本的に0円となる
1枚目のSIM…楽天モバイル(通話専用)
2枚目のSIM…他社のSIM(データ利用専用)
こうすることで”Rakuten Linkアプリ”を通す必要はありますが、通話料が基本的に0円で利用できるので良いですね。
ただし、”Rakuten Linkアプリ”を利用せずに端末から普通に電話をかけてしまった場合は22円/秒がかかるの注意が必要です。

ちょっと通話品質は良くないけど、全然使える範囲だと思うので問題はないと思います。
もう1つの契約回線はデータ通信だけを考えれば良いので安く済む
楽天モバイルを利用することで通話料が基本的に無料となったので、2枚目のSIMは自分が月に使用するデータ通信容量を考慮しながら、なるべく安いプランで契約しましょう。
おすすめのSIM(格安SIM)については後述します。
楽天のSPU(楽天モバイル分)+1倍となる
楽天モバイルに契約しているだけで、楽天市場のスーパーポイントアッププログラム(SPU)の対象となり、その月の楽天市場でのお買い物が+1倍となります。
楽天経済圏で日々の生活をお得に過ごしている方であればこの+1倍は逃せませんよね。
さらにAndroid端末を利用している方は、楽天モバイル関連のSPU:”楽天モバイルキャリア決済”の条件達成も狙えますので一緒にチェックしておきましょう。
参考記事:【SPU攻略】楽天モバイルキャリア決済のおすすめ攻略法5選
楽天モバイルを通話専用機利用するデメリット
メリットもあればもちろんデメリットもありますので、こちらも確認しましょう。
〇 楽天モバイル対象かつDSDS/DSDV対応の機種が必要となる
〇 うっかり楽天モバイルの方で1GBを超えてデータ通信をすると課金される
では順番に見ていきましょう。
楽天モバイル対象かつDSDS/DSDV対応の機種が必要となる
全てのスマートフォンがDSDS/DSDV対応となっているわけではありません。
しかも楽天モバイルで利用できるスマートフォンも限られていますので、種類はかなり限られます。
いくつか楽天モバイルおよびDSDS/DSDV対応のスマートフォンを挙げておきますので参考にしてください。
なお、一部iPhoneシリーズでも対応していますが少し手順が複雑のため、こちらの記事を参考にしてください。
iPhone 12 Proに楽天モバイルのeSIMを設定してみた 5G SIMの併用には注意点も
(引用:ITmedia)
うっかり楽天モバイルの方で1GBを超えてデータ通信をすると課金される
ありがちなミスとして…実は楽天モバイルの方でデータ通信をしていて、翌月に課金されたことで気が付いたなんてこともあります。
こうなってしまうと2枚のSIMにした意味がなくなってしまうので気をつけましょう。
2枚目に利用するSIMのおすすめは?
それでは各データ容量ごとのおすすめSIMを紹介していきます。
月に20GBまで使う可能性がある場合
ここは大手キャリアの独壇場ですね。
20GBまで使用する予定があるなら、povoまたはLINEMOを選択しましょう。
ちなみにahamoは”国内通話料金5分無料”のサービスが組み込まれており、その分だけDSDS/DSDVのメリットが薄れてしまうため除外しました。
月に5~6GBまで使う可能性がある場合
6GBまでの月額基本料金 | データ通信容量 | 通信制限後速度 | |
OCN モバイル ONE | 1,320円 | ~6GB/月 | 最大200kbps |
BIGLOBEモバイル | 1,870円 | ~6GB/月 | 最大200Mbps |
正直20GBもいらないからもっと安いのはないかなぁ…と言った方には上記二つがおすすめです。
5~6GBはWifi環境から外れ、ある程度動画を視聴する方はこれくらい使うと思います。
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEは私も利用している格安SIMです。
ドコモ回線の格安SIMの中では安定感抜群で、通信速度もかなり早いです。
通信制限後速度が大手キャリアの1/5以下の200kbpsと遅いです…動画をみるのは厳しくなりますね。

筑波山の山頂駅で楽天モバイルは全く繋がらなかったのに、OCNモバイルはしっかりと繋がりましたからね!OCNは安心感があります。

BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルもおすすめプランです。
ちなみに月額308円(税込)をプラスすることで「エンタメフリー・オプション」というYoutubeやABEMA、U-NEXT等の利用ではデータが消費されないという驚きのプランも存在します。

著者はどのように形で使っているの?
最後に実際に私の使用しているスマートフォンと契約プランについて紹介します。
〇 利用端末:OPPO Reno A 128GB
〇 1枚目のSIM…楽天モバイル(通話専用)
〇 楽天モバイルは1GB/月までのデータ通信利用で “0円/月”
〇 2枚目のSIM…OCN モバイル ONE(データ利用専用)
〇 OCN モバイル ONEは6GB/月までのデータ通信利用で “1,320円/月“
〇 月額合計:1320円(6GB/月)

とりあえず、楽天回線が安定して使えるようになるまではこれで行こうかな!
まとめ
通信費を安くするため…楽天モバイルをデメリットを緩和し、メリットを最大限に活かす方法について解説しました。
〇 楽天モバイルはまだ不安定で全面的に信用できないし、まだまだパートナー回線エリアにしか繋がらなくて通信料金が割高に感じる。
〇 もっと安定していて、もっと安いデータ通信プランで契約したい。
このような方々にこの記事が届くことを期待しています。
楽天モバイルをデータ通信として利用するのではなく、DSDS/DSDVとして通話専用機にするという選択肢です。
〇 1枚目のSIM…楽天モバイル最大のメリットである国内通話がかけ放題サービスのみを利用
〇 2枚目のSIM…自分が使うであろうデータ容量の他社プランを契約する
これによって国内通話料金無料+データ通信料を比較的安く抑えることができます。
最初の設定が少し面倒に感じますが、一度乗り越えてしまえば後は簡単です!

通信費削減は貯蓄の基本です!頑張って乗り越えていきましょう!
今後もお得な情報をどんどん発信していけるように頑張ります!
それではー。