皆様フリマアプリは利用してますでしょうか?
私も家の不用品を売るために最初はメルカリに登録し、利用していくうちにその手数料の高さが気になり、ヤフオク(PayPayフリマ)やラクマにも登録しました。
断捨離をとにかく意識してフリマアプリを鬼の様に利用していたところ、気が付いたら取引件数が1000件を超えていました。
A4サイズ程度の小物を匿名かつ保証付きで発送できる点においてはとても優秀ですよね。
今回はゆうパケット発送後の取り扱い仕様が変更になりましたので共有していきます。
そして自分のゆうパケットを利用した際に経験した苦い思い出についても述べていきますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです!
結論
まずは結論です。
商品を発送する際、ゆうパケットで発送後のサイズ計測時にサイズオーバーとなってしまった場合、商品が出品者に返送されずに配送料600円としてそのまま発送されます。
2021年4月7日以降に郵便局にてサイズ計測が行われた商品に適用されます。
これはゆうパケットを取り扱っているメルカリ・ヤフオク(PayPayフリマ)・ラクマが対象となります。各社一斉に情報を発信しておりますので下記にリンクを貼っておきます。
■日時:2021/04/07(水)〜
■変更内容
このたび、ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット」において、サイズオーバーが発生した際の運用が変更されますのでお知らせいたします。
《いままで》
一律で出品者へ返送いたします。
《これから》
・60サイズ以内の場合
伝票を正しい計上サイズに書き換え、購入者へ発送いたします。送料は、60サイズ相当(¥700)を、取引完了後に出品者の販売利益から差し引きます。
・60サイズを超過した場合
取引ステータスは「発送中」のまま、出品者へ返送いたします。なお、大きさが下記に該当する場合は、3辺の合計が60サイズ以内でも返送いたします。
・長辺34cm/厚さ7cm/重さ3kgのうちいずれか1つでも超過した場合
・14cm×9cm(円筒状の場合は14cm×直径3cm)に満たない場合
メルカリ公式HPより引用
■概要
荷物について、ローソンで受付され集荷後の郵便局で計測されたサイズ、または郵便局で受付した際に計測されたサイズがゆうパケット(おてがる版)のサイズを超過した場合、ゆうパック(おてがる版)60サイズと同等の送料が適用され、落札者へ配送されるようになります。
■変更前
ゆうパケット(おてがる版)のサイズを超過した荷物は出品者へ返送されます。送料は発生しません。
■変更後
ゆうパック(おてがる版)60サイズと同等の送料が適用され、落札者へ配送されるようになります。
※変更後でも、厚さ:7cm、長辺:34cm、縦・横・厚さの計:60cm、重量:3kgのいずれかを超過していた場合、または縦・横が14cm×9cm(円筒形状の場合は、長さ14cm以上、直径3cm)に満たない場合、荷物は出品者へ返送されます。送料は発生しません。
ヤフオク公式HPより引用
変更前 | 《かんたんラクマパック(日本郵便)のゆうパケットで発送後のサイズ計測時》 ゆうパケットのサイズ(※1)をオーバーした場合、商品は出品者へ返送される |
変更後 | 《かんたんラクマパック(日本郵便)のゆうパケットで発送後のサイズ計測時》 ゆうパケットのサイズをオーバーした場合、返送されず配送料が600円となる(※2) |
注意事項
商品価格から販売手数料を引いた金額が配送料600円を下回っていた場合、受取金額は0円となってしまいます。
郵便局にて持ち込む場合はその場でサイズ計測を行うので、ゆうパケット規格を超えていた場合はその場で返却してもらえるので、配送料が自動的に600円になることはありません。
しかし、ローソンでのコンビニ発送およびスマリを利用し、ゆうパケット規格を超えていた場合は配送料が自動的に600円になることがあるため注意が必要です。
ちなみに60サイズを超えている商品(80サイズ以上)をゆうパケットで発送した場合、ゆうパケットで規格外だから60サイズで発送してくれるかも!という発想はNGです。
この場合はしっかりと発送元に返送されてしまいます。そもそも、さすがにコンビニ定員がゆうパケット規格かどうかを確認した上で預かると思いますので、あまりにもサイズが大きすぎる商品は発送できなさそうですね。
ゆうパケット規格の上限は?
ゆうパケットのサイズ上限は以下の通りになります。

ポイントはA4サイズ(角2封筒:240×332mm)が発送可能ですね。
良く比較されるネコポスではA4サイズは長辺がサイズオーバーとなってしまい、発送できないので注意が必要です。コンビニでよく売っているネコポス用とゆうパケット用のダンボールを比較するとよくわかります。


写真で見ると明らかに長径が違いますよね。
ネコポス規格サイズの発送 | ゆうパケット規格サイズの発送 | |
ネコポス用ダンボール | 〇 | 〇 |
ゆうパケット用ダンボール | 〇 | × |

ゆうパケット用ダンボールはネコポス規格サイズを超えていることは覚えておいた方が良いですね
ゆうパケット取り扱い変更に伴うメリット・デメリット
この取り扱い変更に伴って人によってはメリットと感じる方もいますし、デメリットと感じる方もいるかと思いますのでその点をまとめていきます。
メリット
- 匿名発送が継続できる
- 再発送の手間がかからない
匿名発送が継続できる
ゆうパケットで発送し、返送されてしまった場合は基本的に匿名発送を利用することはできません。
定形外郵便やレターパックプラス等、匿名発送以外の発送方法に変更する必要があります。
再発送に手間がかからない
返送されてしまった場合の流れとしては、取引メッセージ(取引連絡)にて「返送されてしまったので、住所教えてください。もし匿名発送のみを希望する場合はキャンセルが必要となります」といった感じで購入者に対してお伺いを立てる必要があります。
購入者側目線でも、配送状況がずっと「発送済み」のまま数日経っても商品が到着せず、不安になるため双方にとって悪影響でしかありません(サイズをしっかり守れば問題はありませんが…)
しかし、今後は60サイズとしてそのまま発送されるため、これらの手続きや不安とは無縁になります。余計な手間を減らせるのはいいですね。
デメリット
- 余計な発送料がかかってしまう
- 商品価格から販売手数料を引いた金額が配送料を下回っていた場合、受取金額は0円となる
余計な発送料がかかってしまう
使用するフリマアプリによってゆうパケットの送料は異なりますが、基本的にゆうパケット利用時の送料は175円~200円程度です。
それが強制的に60サイズで発送されてしまうため、送料が割高となってしまいます。
商品価格から販売手数料を引いた金額が配送料を下回っていた場合、受取金額は0円に
ここで各フリマサイトにおけるゆうパケットの送料と強制的に60サイズに変更された場合の送料を一覧にしてみましょう。
メルカリ | ヤフオク(PayPayフリマ) | ラクマ | |
ゆうパケット送料 | 200円 | 175円 | 179円 |
強制60サイズ送料 | 700円 | 700円 | 600円 |
特筆すべきはラクマの強制60サイズ送料が600円で一番安いんですよね。ちなみにかんたんラクマパックで60サイズ発送を行った場合の送料が700円なので、それよりも安いです。
本来、送料が高くても200円以内に収まるはずが600~700円となってしまうのため、商品価格から販売手数料を引いた金額が配送料以下の時は1円も受け取ることができません。
ただし、受取金額がマイナスになることはないのでそこはご安心ください。
例)メルカリで500円の商品を売ってゆうパケットで発送し、そのまま受理された場合
500円(商品価格)- 50円(販売手数料)- 200円(ゆうパケット配送料)= 250円の利益
例)メルカリで500円の商品を売ってゆうパケットで発送し、サイズ超過した場合
500円(商品価格)- 50円(販売手数料)- 700円(強制60サイズ配送料)= 0円
ゆうパケットは返送率が高い(サイズ超過の可能性大)
ゆうパケットを利用したことがある方なら経験あると思いますが、ゆうパケットを利用した際のサイズ超過にて返送されるケースがとにかく多いです。
つまり…郵便局員はかなりチェックが厳しいということです。
以前、同一商品を5個ゆうパケットにて発送しましたが、5個中2個が返送されてきました。梱包の仕方によって微妙に変動しますが、ギリギリ厚さ3㎝以内の同一商品でも郵便局員の気分次第で簡単に返送されます。
ゆうパケット用のダンボールを利用すれば大丈夫では?
サイズ超過しやすいのが、封筒を利用した場合です。封筒内で商品が動いて厚さ3㎝を超えるケースが多いからですね。
それならお金をかけて購入したゆうパケット用のダンボールを使用すればさすがにサイズ超過と言われることは無いんじゃない?と思った方…残念ながらサイズ超過と言われます。
これにはさすがに驚きました。わざわざゆうパケット用のダンボールを購入して利用したのに返送されるだなんて…ちなみにローソンで発送した場合、多くの店員さんがゆうパケット用のダンボールであればそもそもサイズ以内であると判断してか、ほとんど計測を行いません。
サイズが微妙な場合は迷わずに郵便局で発送を
最終的にサイズ超過かどうかを判断するのは郵便局員です。
ローソンでOKと言われても、最終決定権は郵便局員の気分次第です。
このようなサイズ超過に関するニュースが発信されたのも、フリマアプリの急速な普及によってこれまで以上にチェックが厳しくなっていると言わざるを得ません。
無駄な送料を支払うのを避けたいのであれば、郵便局にて発送を行いましょう。
ゆうパケットを無理に使わなくても良い
ちなみに過去1000件以上取引しましたが、ネコポスでは厚さ3㎝ギリギリの微妙な商品でもサイズ超過で一度も返送されたことがありません。
ゆうパケットの利用する方は同時にネコポスも選択肢に挙がると思います。
場合によってはネコポスの方が送料も安くなりますので、身も蓋もありませんが選択肢の一つとしてお考え下さい。
まとめ
ゆうパケットのサイズ超過後の取り扱い変更についてまとめました。
- ゆうパケットでサイズ超過した場合は返送されず、強制60サイズで発送される
- 強制60サイズとなった場合、ラクマが一番安く配送料600円となる
- ゆうパケット用のダンボールを利用しても普通に返送されてしまう
- サイズが微妙で判断に迷う場合はコンビニではなく、郵便局で発送しよう
- ゆうパケットだけではなく、ネコポスも選択肢として考えよう
今後もフリマアプリに関する情報を発信していきますので、ご覧いただけたら幸いです。
それではー。